しあわせなおうじ
「あなたは、どなたですか?」「わたしは、しあわせな おうじだよ。」
「では、なぜ、ないていらっしゃるのです?」
仲間にはぐれて、ひとりぼっちで南へ向かう一羽のツバメと、広場に立つ、金と宝石をつけた、しあわせなおうじ。
王子は、ツバメに頼んで宝石や金を貧しい人々に配ります。そうして、南へ帰ることをやめて王子の手伝いをしたツバメは死に、みすぼらしくなった王子は、人々によって壊され、溶かされます。
まちじゅうで いちばん とうとい
ものを ふたつ、もってきなさい。
と、神さまに言われた天使が選んだのは…
次回は6年生の教室での読み聞かせなので、こんな本もいいかなと借りてきました。
朝から少ししんみりするお話ですが、
「広場に立って泣いていた時の王子さまと、最後の王子さま。どっちが幸せかな?」
なんて聞かずに、読み終えたいですね。
みんなの心には何か残るでしょうか。
分かりませんね。うふふ。そう思うのはわたしのエゴ。まだ決めてはいませんが、読むならしっかりと読みたい、良いお話だと思います。
読むのは、9分ちょっとかかりました。