もぐもぐ とんねる
「あしたから とんねるほりの
れんしゅうを はじめるぞ」
おとうさんが いいました。
ところが そのよるのこと、
もぐもぐは たった ひとりで
こっそりと とんねるほりを
はじめてしまったのです。
どんどん ぐねぐね どんどん ぐねぐね
はたして もぐもぐの
いきついたところは!
やる気いっぱいのもぐもぐ。いいなぁ〜。この、「おしえてなんか、いらないよ!」って、こどもの一人でやりたい!できるもん!みたいな根拠のない自信に満ちてる時期。大切ですよね。
お母さんもぐらのもぐれさん、えらいなぁ。失敗したもぐもぐを叱らなかったな。私はよく怒っちゃったなぁ。失敗されると片付けとかこっちの仕事が増えるっていうこちらの理由だけで…子どもには子どもの理由があったのになぁと今は反省しています…。
…と、大人目線で読み取るとこんな感じですが、地球の反対まで行っちゃうもぐもぐ。子どもたちの、こんなの絶対ムリだよ〜!なんて声が聞こえてきそう。でもでも、みんなだったらどこへ行きたい?なんて聞いたらいろいろ答えてくれそう!絵本を逆さまにしたり、横読みの絵本を縦にして見せたりするだけで、目をキラキラさせて聞いてくれたりしますよね。こうゆう動きのあるのって楽しいよね。
とっても楽しく読めそうな絵本です。次回の三年生の教室で読もうかな。
読むのには五分、六分近くかかりました。