読み聞かせ記録帳 blog

子ども達に楽しんでもらえる絵本を探したり、紹介したりしているブログです。

ハワイの3にんぐみ

  

ハワイの3にんぐみ

ハワイの3にんぐみ

  • メディア: 単行本
 

一年じゅう夏の島、ハワイの小さな島で   ブタのカマカニ、ウマのカイリ、ヤギのアロハのなかよし三にんぐみは、まいにち浜辺で音楽をかなでつつ    

のんびりくらしておりましたが……。

 

    まずは絵がとってもステキなこの絵本。ジャケ買いならぬ、表紙借りでした。しかも、私の憧れの地ハワイの絵本とは…!ハワイだし、きっとのんびりのほほんな内容なのかな…と読んでみると。あれ?なんだか少し切ない…。意外な結末でした。三にんぐみの名前がハワイ語なので、どんな意味なのかな?と思っていたら、最後に著者の笹尾俊一さんが説明してくれていました。それもまた、うーーん。と思わせるものでした。

 

   

    読むのには、6分ちょっとかかりました。 

ゆっくり いそいで

 

ジャングルに

あめが ふると、それまで

おとなしかった

ナマケモノ

ジャングルの パラソルを

めざして、木々を

のぼりはじめました。

ゆっくり ゆっくり

いそがなくっちゃ……と。

 

  とても優しい素敵な絵本です。

 

   私はこの絵本読みながら、何かと比べたりしないで、自分らしく自分のペースでやっていきたいなぁ。子どもたちもそう思えるといいなぁ。と思いました。子どもたちにはどんな思いがのこるのかな。

 

   ちなみに、うちの子たちは、ジャングルのパラソルってアレか〜!アレかと思った〜。でした。

   楽しみに読む方がいるかもしれないので、何かはナイショにしておきます〜。

 

   読むのには、7分ちょっとかかりました。

 

ドングリ・ドングラ

 

ドングリ・ドングラ

ドングリ・ドングラ

 

 うみの むこうのしまが

ひを ふきました。

 

ドングリたちは、

いっせいに うたいだします。

 

「あかい ひを ふく あの しまへ、

とうとう たびだつ ときが きた。

さあ、いこう。うみを こえて。

ドングリ、ドングラ、ドングリ、ドングラ〜!」

 

ドングリたちの

ながい ながい たびが

いま、はじまったのです。

 

   面白い絵本です…。読みながら思わず笑ってしまいました。これは子どもたち楽しんでくれるだろうな〜。

   作者はコマヤスカンさん。他の絵本も読んでみたいと思いました!

 

  読むのには、5分くらいかかりました。

 

ヘリオさんとふしぎななべ

 

ヘリオさんとふしぎななべ

ヘリオさんとふしぎななべ

  • 作者:市居 みか
  • 発売日: 2001/10/01
  • メディア: 大型本
 

 

絵かきのヘリオさんがかった、

ふるいあなあきなべの絵には、

ふしぎな力がありました。

よなかに、もの音でめざめた

ヘリオさんが見たものは…?

 

    この絵本、うちの子たちはみんな、学校で借りて読んだことがあって、びっくりしました。

   ちょっとスリリング?なストーリーで、どうなるのかな…?って引き込まれるみたいで、読んでいたら今度、高校生になる長女が、しれっと聞いていましたよ。

 

    読むのには5分くらいです。

 

どこいったん

 

 

    前回の読み聞かせで読んだ、「ちがうねん」と同じ作者さんで訳者さんのこの本。この本の方が先に出ているんですよね。まぁなんてゆうか…ドキッとします。

どこいったん

どこいったん

 

くまが だいじな

あかい ぼうしを

さがしています。

いろんな なかまに

ききました。

いろいろ さがしました。

……だけど

ちょっと まって!

  

   この本も、読み聞かせしたら面白いだろうなぁと思っています〜。今年度の読み聞かせは、前回で終了だったので、次年度に…

 

    「ちがうねん」も、この「どこいったん」も、人のものをとったらあかん、てゆうことをいっているのだけれど、とった相手がどうなったかがはっきり描かれていなくて、子どもたちは、どうなったのかな?ひょっとして、食べられちゃったのかな…?っていうところから、じんわり、とったらあかんなぁ…って感じるのかしら。弱肉強食ってやつを感じるのかしら。小さい奴が大きい奴のものとったらあぶないんやでって感じるのかしら。まぁそんな事はふんわりと思うくらいにしてもらって、無表情な動物たちのやり取りを楽しんでもらえたらいいなぁと思います。

 

  読むのには、3分くらいです。

 

3/7 読み聞かせ

   さて、本日2回目の更新です。

今日行ってきた読み聞かせの話ですー。

 

  今日読んだのは、

  と、

ちがうねん

ちがうねん

 

   の、2冊です。

 

    「おへそがえる・ごん」は、前回、同じ教室で読んだ時に見せた3冊中の、選ばれなかった一冊で、前で聞いていた子の1人に、「かえるの本をよんでほしかった…」と帰りに言われ、「じゃあ、次の時に読むからね!」と、約束した本なのです。約束、果たせました!

  前に紹介した事のある絵本で、読み聞かせするのは初めてだったのですが、テンポが良くて、展開が奇想天外、オバケが出てくるなど、読むのに7分ちょっとかかる絵本ですが、子どもたち最後まで興味を失わずにワクワクしながら聞いてくれました。

 

    次の、「ちがうねん」は、ジョン・クラッセン作、長谷川義史訳のおもしろーい絵本。

おおきな さかなから、

ぼうしを ぬすんだ

ちいさな さかな。

にげています……、

にげていますが……。

さて、にげきれるでしょうか⁉︎

 

名作『どこいったん』に つづく、

ちょっと ドキッとする

おはなし。

 

ちょっとドキッとします。みんな、どう受けとるのかな?って。でも、長谷川さんの訳は関西弁だし、心配無用。子どもたち大爆笑でした!最後はどうなったのかな〜?って言うと、みんな、それぞれに想像力を働かせて色んな意見を言ってくれました〜。子どもの発想は自由!おもしろい〜

 読むのには2分くらいで読めます。

 

   読んだあとに感想を聞いたりはしないのですが、ある子が、誰に言うではなしに、「おもしろかった〜!」と言っていて、よっしゃああ!!!と内心ガッツポーズで教室を後にしましたよ。


 

 

2/28 読み聞かせ

   すっかりサボっていました(°▽°)

反省です…。なので、前回分と今回分の2回分、書こうと思っています。がんばるぞ。

 

   5年生の教室での読み聞かせだった前回ですが、初めて行くクラスでしたが、ムスコの同級のクラスなので知っている子がほとんど。リラックスして読めましたー。

   読んだのは、 

ぼくはいったいなんやねん

ぼくはいったいなんやねん

 

    と、 

夢にめざめる世界 (海外秀作絵本)

夢にめざめる世界 (海外秀作絵本)

 

    の、2冊です。

 

「ぼくはいったいなんやねん」はその前に、2年生の教室でも読んだ事もあり、5年生には少し物足りないかな…とすこ〜し思ったのですが、面白い絵本はどの学年でも楽しく聞いてもらえるんですね。みんな笑いながら聞いてくれました。

 

   2冊目の「夢にめざめる世界」は、トリックアートの本で、ムスメがちょうど小5の頃によく見ていたそうで、薦めてくれた本です。

  読む、というよりは、見て楽しんでもらう絵本です。でも、

 

その世界では

ふんわりと地球の上をただよえば

空のかなたが見えてくる。

 

さあ、想像してごらん…

そんな世界を。

 

    と、絵を描いた画家ロブ・ゴンサルヴェス自らが添えた詩も素敵です。

 

    3分程で読めてしまうのですが、絵をじっくり見てもらい、後ろの席の子が見えにくそうだったので、教室を歩き回って見せていたら、全部読めませんでした💦でもみんな、「おー!」とか、「あぁ!そうかー!」とか歓声を上げながら楽しんでくれていました。

 

   5年生にもなると、興味がなければ、自分の読みたい本を読んでいる子もいます。うちのムスメもそうだったそうですし、無理強いは出来ません。でも、そんな子がふっと顔を上げて絵本を見て、「おー!」と言ってくれたのは嬉しかったなぁ。