バナナのかわですべったら
すごく文章のテンポが良くて、読みやすいです。
繰り返しとか、韻を踏んでいたりとか、五七五になっていたりとか、気がつかずに読んでいても、読みやすいな、聞きやすいなと思うとそうなっていたりして、面白いなと思います。
バナナのかわですべったら。いったいどうなってしまうのか。
バナナのかわをふんづけて、すべったさるのモンキッキ。かんがえて、かんがえて……
想像が広がるステキな絵本です。
作者の、もり ひさしさんは、「バナナの皮のねがい」なるものも書かれていて、なるほど、視点を変えればいろんな想いがうまれるなぁ、と思いました。
バナナのかわですべる。これって小学生くらいのお友だちが大好きな事件ですよね。来年度の読み聞かせが始まったら読みたいなと思います!
読むのにはだいたい、4分くらいかかりました。
ハワイの3にんぐみ
ゆっくり いそいで
ジャングルに
あめが ふると、それまで
おとなしかった
ジャングルの パラソルを
めざして、木々を
のぼりはじめました。
ゆっくり ゆっくり
いそがなくっちゃ……と。
とても優しい素敵な絵本です。
私はこの絵本読みながら、何かと比べたりしないで、自分らしく自分のペースでやっていきたいなぁ。子どもたちもそう思えるといいなぁ。と思いました。子どもたちにはどんな思いがのこるのかな。
ちなみに、うちの子たちは、ジャングルのパラソルってアレか〜!アレかと思った〜。でした。
楽しみに読む方がいるかもしれないので、何かはナイショにしておきます〜。
読むのには、7分ちょっとかかりました。
ヘリオさんとふしぎななべ
絵かきのヘリオさんがかった、
ふるいあなあきなべの絵には、
ふしぎな力がありました。
よなかに、もの音でめざめた
ヘリオさんが見たものは…?
この絵本、うちの子たちはみんな、学校で借りて読んだことがあって、びっくりしました。
ちょっとスリリング?なストーリーで、どうなるのかな…?って引き込まれるみたいで、読んでいたら今度、高校生になる長女が、しれっと聞いていましたよ。
読むのには5分くらいです。
どこいったん
前回の読み聞かせで読んだ、「ちがうねん」と同じ作者さんで訳者さんのこの本。この本の方が先に出ているんですよね。まぁなんてゆうか…ドキッとします。
くまが だいじな
あかい ぼうしを
さがしています。
いろんな なかまに
ききました。
いろいろ さがしました。
……だけど
ちょっと まって!
この本も、読み聞かせしたら面白いだろうなぁと思っています〜。今年度の読み聞かせは、前回で終了だったので、次年度に…
「ちがうねん」も、この「どこいったん」も、人のものをとったらあかん、てゆうことをいっているのだけれど、とった相手がどうなったかがはっきり描かれていなくて、子どもたちは、どうなったのかな?ひょっとして、食べられちゃったのかな…?っていうところから、じんわり、とったらあかんなぁ…って感じるのかしら。弱肉強食ってやつを感じるのかしら。小さい奴が大きい奴のものとったらあぶないんやでって感じるのかしら。まぁそんな事はふんわりと思うくらいにしてもらって、無表情な動物たちのやり取りを楽しんでもらえたらいいなぁと思います。
読むのには、3分くらいです。