読み聞かせ記録帳 blog

子ども達に楽しんでもらえる絵本を探したり、紹介したりしているブログです。

はたらきもののあひるどん

  

     とっても、とってもはたらきものの、あひるどん。ご主人は大変な、のらくらどん。いつも、「しっかりやってるかね?」と聞くばかり。あひるどんはクタクタになるまで農場の仕事を頑張りました。そんな、あひるどんを見かねた農場の仲間たちがとった行動は…?

 

     うーん、のらくらどん。しっかりせぇよ。まったく。せめて「いつもありがとう」と声をかけてあげれば良かったのに!と、大人的には思います…

    子どもたちはどう感じるのかな?

     

     ところで、動物の鳴き声が出て来る絵本を、どんな風に読もうか、悩んでます。基本的に声色を変えて雰囲気を出して読むようにしているので、鳴き声もそれっぽく読むようにしています。けど、あんまりやり過ぎると、みんなそっちが気になってしまうかな、とも考えて、練習の時に色々試してから読むようにしています。

 

      読むのには、4分ちょっとかかりました。

 

6/6 読み聞かせ

 

   今年度、初の読み聞かせに行って来ました。久しぶりで、すこ〜し、緊張しましたが、楽しく読んで来ましたよ。

    

     読んだのは二冊です。

       

       一冊目は「もぐもぐとんねる」

もぐもぐとんねる

もぐもぐとんねる

 

 もぐもぐの、ぐねぐねあなほりに、「あ〜!水入ってくる‼︎」とか「まっすぐほらないからだよー!」と声をかけてくれて、とっても楽しく読めました。予想外だったのは、ミミズのてんぷらに対する反応。みんなで「うぇ〜、きもちわるっ!」でした。うん、まぁ、そうだよね。でもほら、もぐらってこんなもの食べてるんだね〜と、もぐもぐの食卓を指さすと、何かの幼虫とかミミズだとか、セミの幼虫がのっています。もぐらってこんなものを食べてるんだね〜。と言ったら、「セミの抜け殻?」いや、中にセミ入ってると思う…と言うと、「え〜!セミの抜け殻しか見たことない!」そうだね〜。なんてやりとりも。

   それでも、もぐもぐが、もうダメだ〜ってなると、みんな心配そうな顔。最後は、良かった〜!あははは!!そして、色々感想を話し合っていて、次の本へ行くのを躊躇うくらい…こうゆう時悩みます〜。でも、次はこの本読もうかな!って出すと、すっとこちらを見てくれたので、二冊目へ。

 

ふしぎなでまえ (講談社の創作絵本)

ふしぎなでまえ (講談社の創作絵本)

 

      こちらもみんな、楽しそうに聞いてくれました。まずは、出前をとったことある子もいれば、ぼくはない!とかね。うんうん。でもね、これは普通の出前じゃないんだよ〜。と言って読みはじめると…「出前来るの早い!」だね〜なんでかな?「お皿だけ?」「だから早いんや!」てな感じで、入り込んで聞いてくれて、作ったのに美味しくないって言われちゃうと、「かわいそう〜。せっかく作ったのに!」うんうん!ほんとの出前が出来上がると、「美味しそう〜!」「お腹すいて来ちゃった‼︎」なんてカワイイ感想!読んでいて、とっても楽しかったです。

 

       カワイイ三年生のお友だち。リアクションがあるので読んでいて楽しいです。 みんなも楽しんでくれたかな。

 

        次回は六年生です。すごく静かに聞いてくれるのだけど、反応がやっぱり大人っぽいので、楽しんでくれてるのか心配になりますが…精一杯読んでこようと思います。

 

もぐもぐ とんねる

 

もぐもぐとんねる

もぐもぐとんねる

 

「あしたから とんねるほりの

れんしゅうを はじめるぞ」

おとうさんが いいました。

ところが そのよるのこと、

もぐもぐは たった ひとりで

こっそりと とんねるほりを

はじめてしまったのです。

どんどん ぐねぐね どんどん ぐねぐね

はたして もぐもぐの

いきついたところは!

 

       やる気いっぱいのもぐもぐ。いいなぁ〜。この、「おしえてなんか、いらないよ!」って、こどもの一人でやりたい!できるもん!みたいな根拠のない自信に満ちてる時期。大切ですよね。

    お母さんもぐらのもぐれさん、えらいなぁ。失敗したもぐもぐを叱らなかったな。私はよく怒っちゃったなぁ。失敗されると片付けとかこっちの仕事が増えるっていうこちらの理由だけで…子どもには子どもの理由があったのになぁと今は反省しています…。

 

     …と、大人目線で読み取るとこんな感じですが、地球の反対まで行っちゃうもぐもぐ。子どもたちの、こんなの絶対ムリだよ〜!なんて声が聞こえてきそう。でもでも、みんなだったらどこへ行きたい?なんて聞いたらいろいろ答えてくれそう!絵本を逆さまにしたり、横読みの絵本を縦にして見せたりするだけで、目をキラキラさせて聞いてくれたりしますよね。こうゆう動きのあるのって楽しいよね。

 

     とっても楽しく読めそうな絵本です。次回の三年生の教室で読もうかな。

 

    読むのには五分、六分近くかかりました。

 

ゼラルダと人喰い鬼

  

      一人で市場へ行くことになった、お料理が得意なゼラルダと、それを見つけた腹ぺこ人喰い鬼…しかもゼラルダは人喰い鬼の事を知りません…危ないゼラルダ…

      

    大人的には、「芸は身を助ける」って感じに読み取ってしまいますが、確かにゼラルダの作る料理は美味しそうで、これは誰しも胃袋をギュッと掴まれてしまいそう。

 

    そしてそして、ハッピーエンドかと思われるこの絵本、最後の絵をよーく見てみると…あれ?この子…ナイフとフォーク後ろ手に持ってる…だ…大丈夫…なのかな?

 

      こんな風に、物語が終わってしまうだけでなくて、続きをそれぞれに思い描ける絵本ていいなぁと思いました。そして、 どの学年でもそれぞれに楽しめそうな絵本だとも思いました。

   読むのには8分ほどかかりました。

 

ふたりでひとり

  

なんともシュールで能天気なお話に

あきれるやら、笑うやら…

 

上方落語の傑作『胴切り』が

おっとり楽しい絵本になりました。

 

       ほんとにまぁ、なんてシュールなお話なんでしょう。

     名刀の切れ味を試したい侍に試し斬りされてしまった竹さん。体が上と下にまっぷたつ!そこは通りかかった松さんの妙案は…

     いや、斬られたら普通死ぬやん。おかしいやろ〜。なんて声が読みながら聞こえてくるような…それともシュール過ぎてポカーンとなるのか…読んでみないと分からないんですよね。楽しんでくれたらいいんだけどな〜。

 

     オチがまた、面白いんですよね。落語ならでは。

 

      読むのには、7分ちょっとかかりました。

 

ふしぎなでまえ

 

ふしぎなでまえ (講談社の創作絵本)

ふしぎなでまえ (講談社の創作絵本)

 

ものぐさ者の

じゃがさんとさつまさん。

カレーとラーメンをたのんだら、

ふしぎなでまえがやってきた!

 

      とっても面白い絵本です。

 子どもたち楽しんでくれそう!

  読むのには、3分ちょっとかかりました。

 

     実は私は、学校というものが好きではありませんでした。理由は色々ですが、苦手なところでした。うちの子たちも苦手なようです。(こんな事も遺伝するのかな…?でも、考え方は親子だもの似てきますよね。)なのに少し前の私は、子どもは学校が好き、学校へ行きたいだろう、なんて思っていました。学校へ行き渋るわが子に、なんで?などと思っていました。勝手な親ですよね〜。

      それで、読み聞かせで学校へ行くようになって、朝の子どもたちの様子を見ていると、やっぱり楽しそうでなさそうな子もいます。そりゃそうだ。今から5時間から6時間、お勉強しなくちゃいけないんだもんね。

     だから、私としては、朝のひと時、わははと笑って、面白かったね〜!と過ごしてもらいたいのです。なんてゆうか、大人の思惑が見え隠れする絵本は…やっぱり…スッキリしないかなと。二冊読める時は、もう一冊は季節を感じられるものや、知的好奇心をくすぐりそうな本を選ぶことが多いです。

     高学年には少し違った、面白いものを、と思っています。が、なかなか難しく、まだまだ、色々探していきたいなと思います。

 

     それでも、子どもたちの心に何が残るかなんて、まーーったく分かりません。忘れちゃうものの方が多いのかも。それでもその時に、ははは、と笑って楽しんでもらえたら、それが一番嬉しいな。

 

     読み聞かせ、今年もがんばろーっと。

 

ゴリラにっき

  

    久しぶりに図書館へ行って本を借りてきました。

    また、読み聞かせが始まります。楽しみだなぁ。

   読み聞かせがない間はついお休みしてしまいます…このブログ…。もっと色んな絵本を探したらいいのに、面倒くさがりなもので。なるべく頑張っていこう。

 

     さて、今回の絵本は、「ゴリラにっき」

ゴリラにっき

ゴリラにっき

  • 作者:あべ 弘士
  • 発売日: 1998/07/15
  • メディア: 大型本
 

   子どもたちって、なぜかゴリラが好きじゃないですか?うちの子たちだけなのかな?やたらゴリラが好きなので思わずこの絵本にも手がのびました。

 

     子どものゴリラくんのある日のできごとと、その感想が綴られていて、その感想がとてもいいんです。ふふ、と微笑んだり、思わずうんうん、と頷いてしまったり。ゴリラくん、いい子やな。

 

     読むのには4分半くらいかかりました。